※以下の方針に基づいて家庭菜園をやっています。
- 野菜たちの生命力を信じる
- 無農薬、有機肥料でサポート
- 面倒くさいことはしない
- 楽(らく)して楽しむ
- 食べたいものを作る
- 正しい育て方はない
今では冷凍技術も進み、年中たべることができる里芋。
今回はマルチ栽培の深植えを使ってラクして美味しく里芋を作りました。
植え付けから収穫まで注意点はコツをまとめています!!
里芋栽培のコツ・ポイント
水やり
乾燥に弱いので乾燥対策が大事。
マルチを張らない場合、ワラがあるとなお良いです。
とは言うもの佐賀の田舎ではほったらかしにされてます(笑)
水はけ・吸水性が悪い場合、バーミキュライトを使うと効果的です。

土寄せ
水やりと同じくらい大事なことが土寄せです。
土寄せをせず里芋が日光に当たると、硬くなったりえぐみが増します。
ジャガイモのように緑化して食中毒を引き起こすはないのでご安心を。
畑を休ませる
里芋は春から冬まで畑を使います…というよりは占拠します(笑)
もう少し早く収穫したいところですが、この期間はメリットもあるんです。
畑を休ませてバランスを取ること
肥料も少なくて済むため、土を育てることができます。
連作障害を防ぐため輪作する場合は特に効果を発揮します。
うちの家庭菜園は3列あるんですが、1列は里芋を去年から植えることにしました。
深植えマルチ栽培のメリット
初期生育がすすむ
黒いマルチを張ると太陽光の熱を吸収します。
それが地面に伝わり地温を上げるという仕組みです。
里芋もそうですが、地温が高いと初期生育が進みます。
初期生育がはやく進むと、夏にエネルギーを芋に蓄える時間が長くなります。
土寄せ・除草不要
美味しい里芋を作るには3回ほど土寄せが必要になります。
冒頭でも書いたとおり、楽して美味しい里芋を食べたい…。
深めに植えることで、土寄せが不要になります。
深く植えると地温が低く初期生育が遅くなりますが、
マルチの地温上昇効果でカバー!
乾燥防止
うちは庭先で作っているので目が行き届きますが・・・
週末のみ近くの畑にいかれる方は除草や水やりなど大変。
マルチ栽培をすることで土壌の水分蒸発が防ぐことができます。
忙しい方も手間いらずで安心!!
苗の植え付けから収穫まで
植え付け時期・種芋
4月中旬〜5月中旬に植え付けます。
今回は近くの道の駅で芽出し済みの種芋を購入。
芽出しとは、字のごとく、芽が出ている種芋のことです。
芽出し作業は面倒なので、芽出し済みの種芋をオススメします。
マルチ・畝の準備、植え付け
肥料を底に入れて土をかぶせた後、
幅60〜80cm、深さ20cmに植え付けるのですが・・・
掘るのが面倒になって15cmで植え付けました。
場所の関係で40cmと強行。
これが後々ややこしいことに…。
発芽
コンパクトに丸まって葉っぱが出てきます!
仕事で海外にいくことがあるのですが、温かい地域の植物はこんな生え方です。
観葉植物のモンステラやヤシの木などなど。
敷わらの代わりにヘアリーベッチを乾燥させて使いました。
成長期
梅雨が終わり、暑さも本格的になると急成長しだしました!
必ず毎日みずをやって乾燥を防ぎます。

8月15日:暑さで少し枯れてます
収穫
10月〜12月の3ヶ月が美味しい収穫時期です。
今回は植え付けから約半年後の11月、試し掘りをしてみました。
はじめての里芋にドキドキしながら掘ってみると、たくさんの里芋!!
なぜか市販でみる丸みを帯びた形ではなく、細長い形になっていました(笑)
野菜作りは教科書通りにはいきませんっ!!!!
この後も12月まで収穫は続き、美味しい里芋を頂きました♡
注意点・失敗
浅すぎた
15cmと面倒くさくて浅く植えたことが仇となり…
地上付近に里芋ができて、マルチの隙間から日光を浴びて硬くなる始末。
やはり20cm掘って埋めると確実だったかもしれません。
狭すぎた
さすがに40cmはちょっと窮屈でした。
葉と葉が干渉して成長を阻害したかもしれません。
ただ、そこまで深刻な問題でもないので、次回は少し広めの60cmに。
まとめ
マルチ栽培で土寄せしない場合は20cmくらいの深さに植えるのがベター。
もし、里芋がマルチ付近にできた場合は、すぐ土寄せをする。
逆さ植えにすれば、10cmくらいでも大丈夫かもしれません。
ジャガイモも逆さ植えでやってみたんですが、手間なしでラクちんでした♪

収穫量UPの秘訣
これまた簡単に収穫量を2割UPさせる方法です。
うまくやらないと収穫量が減少する可能性もあるので、手順をきちんと守りましょう。
