※以下の方針に基づいて家庭菜園を7年ほど実践中
工学系大学院卒業で数字を交えて客観的に分析!
- 野菜たちの生命力を信じる
- 無農薬、有機肥料でサポート
- 面倒くさいことはしない
- 楽(らく)して楽しむ
- 食べたいものを作る
- 正しい育て方はない
毎年8月頃になるとオクラに毛虫が大量発生…。
次々に葉が食い荒らされて、葉は丸まり哀れな姿に…。
家庭菜園7年目ですが、毎年と言っていいほど頭を悩ませる問題でした。
この問題に終止符を打つべく!!
オクラの毛虫の種類と農薬等つかわず安全に駆除する方法についてまとめました。
オクラを初めて育てる方はこちらも参考になります
オクラにつく毛虫の種類
我が家の家庭菜園を観察すると、大きく分けて2種類の毛虫がいます。
フタトガリコヤガの幼虫とウタノメイガの幼虫です。
両方とも蛾の幼虫になります。
他の家庭菜園にもこの2種類が食害を起こしているようです。
※これから食事中の方には刺激的な画像があるのでご注意ください。
フタトガリコヤガの幼虫
特徴
全体的には緑色ですが背の中央に黄色の1本線があり、その両脇に黒い点があります。
毛=トゲ?に触るとかぶれることもあるらしいので、できるだけ触らないようにしましょう。
発生時期
土の中で蛹になって越冬します。
5月/6月頃と8月~10月中旬の年2回発生します。
大量発生しませんが1匹でたくさんの葉を食べます。
ワタノメイガの幼虫(通称:ハマキムシ虫)
特徴
葉を巻いて内側に潜み、内側から葉を食べます。
多発すると葉に多くの穴があいたり、巻かれた葉が枯れて褐色になることも。
歯の中を除くとつぶつぶの糞があるのも特徴です。
発生時期
年3回発生し、8~9月頃に多いです。
ムクゲ・フヨウ・ワタなどアオイ科の植物で発生します。
対策
- 発見したら手袋をして捕殺する(ハマキムシは丸まった葉ごと潰すと簡単です)
- STゼンターリ顆粒水和剤 20g 天然成分 殺虫剤を散布する
- 自然の摂理に任せる
捕殺するのはなかなか勇気がいります。
ちょっと手でやるのは…という方は、
葉の元からハサミで切って足でふみ潰すと良いです。
STゼンターリ顆粒水和剤は、自然界にいる天然微生物(B.t.菌)が作る有効成分で駆除します。
有機栽培やオーガニック栽培にも利用できて、収穫前日まで利用できるもの嬉しい点です。
水で薄めて散布するので、こういったものがあると便利かもしれません。
ブロッコリー被害が酷かったので、試しに散布した様子↓
最後の自然の摂理に任せるのは、ほぼ運の要素に近いです。
食物連鎖のバランスが取れた環境で野菜を作っている場合に起こりうるかもしれません。
まとめ
双方とも発生時期が8~9月頃と重複しています。
この時期は十分にオクラを観察しましょう。
発見次第、捕殺するのが確実です。
収穫量が多い方はSTゼンターリ顆粒水和剤を使うと効果的!!
オクラの食害にお悩みの方は是非ためしてみてくださいね。
毛虫もいないのに葉がギザギザになる場合はこの可能性大!
長期間オクラを収穫するために更新剪定を実験的にやってみました!