体重の正しい測り方は?正しく測る3つのポイントを実際に検証!

着るだけで痩せるという噂のアイテム:金剛筋シャツ

物は試しで7月に購入してみることにしました。

 

本当にに効果があるかを確かめるには、体重などを正確に測る必要があります。

体重は測る場所や時間やコンディションで大きく変わるとは聞いていました。

ただ、どれくらい変わるかまでは分からない…。

 

今回は金剛筋シャツをきっかけに検証した、

体重を正しく測る3つのポイントをご紹介します!

 

目次

 

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体組成測定の基礎知識

まずは基礎知識をおさらいしておきましょう!

体組成:体重や体脂肪率などを測る前に、それがどういったものでどう計測されているか?

正しい知識を身につけることで、より正しい測定ができるようになります。

体組成測定の仕組み

脂肪:ほとんど電気を通さない↓

筋肉や水分:電気を通しやすい↑

この性質の違いを利用して、身体に微弱の電流を流し体脂肪率などを測定します。

体脂肪率と計算方法

身体に占める脂肪の割合です。

 

100kgで体脂肪量が20kgの場合

20÷100=0.2

よって体脂肪率は20%になります。

 

50kgで体脂肪率30%の場合

50×0.3=15

よって体脂肪量は15kgになります。

 

小学校で習った算数がこんな所で活かされるとは…。

除脂肪体重(筋肉量)と計算方法

体重(kg)から体脂肪量(kg)を差し引いたものになります。

読んで字のごとく、脂肪を除いた体重です。

 

体重(kg)=体脂肪量(kg)+除脂肪体重(kg)

除脂肪体重(kg)=体重(kg)-体脂肪量(kg)

 

なんだか中学校の方程式の問題を思い出しますね。

 

体重50kg、体脂肪率30%だと、体脂肪量は15kgでした。

この場合の除脂肪体重(kg)は…。

除脂肪体重(kg)=50(kg)-15(kg)=35(kg)

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体組成計本体の誤差

取扱説明書にも記載があるように、測定器には必ず誤差が生じます。

どれくらい誤差が生じるのか、実際に計測してみました。

測定に利用したのはタニタの体重計です。

いちいち記録が面倒な方はこういった体重計は楽ちんです(ちょっと高い)

 

回数体重(kg)体脂肪率(%)除脂肪体重(kg)体脂肪量(kg)
158.918.145.710.66
258.818.145.710.64
358.818.145.610.64
458.817.945.710.53
558.818.245.610.70

 

最大で体重0.1kg、体脂肪率0.3%、体脂肪量0.17kgの誤差がありました。

体脂肪量0.17kg=170gって、牛脂などで考えるとなかなかの量…。

乗り方や足の置き方でも変わってくるようです。

測定値はあくまでも目安程度に考えておくと良いと思います。

 

特にダイエットされる方は体脂肪率体脂肪量を要チェック!

体重が減って喜んでいたら、体脂肪率はあがり脂肪が増加ということも…。

体脂肪量(kg)は表示されない体組成計もあるのでります。

その場合は、ご自身で体重に体脂肪率を掛ければ計算できます。

 

(例)50kgで体脂肪率30%の場合

体脂肪量 → 50×0.3=15kg

体重を正しく測る3つのポイント

1.場所

硬く平らな安定した場所で測定する

フローリング、白ゴムタイル、畳の3種類で検証してみました。

 

回数フローリング白ゴムタイル
158.958.958.8
258.858.858.6
358.858.858.6
458.858.858.8
558.858.958.6
標準偏差0.0450.0550.110

 

※標準偏差
平均値からどれだけ離れているかを表す指標
小さければ小さいほど誤差が少ない

 

検証結果→その通り

畳は0.2kgの差があり、フローリングが3箇所の中で一番安定していました。

2.時間

体組成体重は1日通して変動するので、決まった時間帯に測定する

人の体重等は一日を通して1kg前後変化します。


<タニタ取扱説明書より転載>

 

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朝と晩、夕食後に測って検証してみました。

時間体重(kg)体脂肪率(%)除脂肪体重(kg)体脂肪量(kg)
9:00(朝食なし)58.517.745.610.35
22:00(夕食前)58.115.646.39.06
23:00(食後)58.816.746.49.82

検証結果→その通り

 

体重で0.7kg、体脂肪量で1.29kgも違いがありました。

脂肪1kgって相当の量ですよね…。

決まった時間に測定しないと大きな誤差を生みそうです。

3.コンディション

同じコンディションで測定し、以下のコンディションは避ける

・徹夜明け
代謝が悪くなり身体がむくみ水分量が増えるため体脂肪率は下がる

時間体重(kg)体脂肪率(%)除脂肪体重(kg)体脂肪量(kg)
前日の朝58.817.745.510.41
オールでカラオケ後の朝58.616.546.49.67

検証結果→その通り

職場の飲み会で朝までカラオケオールしたのが幸いしました(笑)

 

・飲食後
胃腸に血液が集まるため、手足の水分量が減り、体脂肪率が上がる

時間体重(kg)体脂肪率(%)除脂肪体重(kg)体脂肪量(kg)
夕食前58.115.646.39.06
夕食後58.816.746.49.82

検証結果→その通り

食べた分体重が増加、体脂肪率も上がっていました。

 

・風呂上がり
長風呂でふやけるように皮膚表面の水分量が増え、体脂肪率が下がる

時間体重(kg)体脂肪率(%)除脂肪体重(kg)体脂肪量(kg)
入浴前58.216.945.99.82
入浴後58.016.146.19.34

検証結果→その通り

汗で体重は減っていて、体脂肪率も下がっていました。

 

・運動後
筋肉にたまった代謝物に保水作用があるため、運動した後に体脂肪率が下がる

時間体重(kg)体脂肪率(%)除脂肪体重(kg)体脂肪量(kg)
ウォーキング前58.218.045.310.47
ウォーキング後57.715.246.48.77

検証結果→その通り

約25分の緩やかなウォーキングでしたが、体脂肪率がかなり下がりました。

 

・トイレの前後
排便、排尿で水分量が減るため、体脂肪率は上がる

時間体重(kg)体脂肪率(%)除脂肪体重(kg)体脂肪量(kg)
トイレ前59.417.946.210.63
トイレ後58.822.145.813.00

検証結果→その通り

この日はモリモリ出て600gも前後で違いが…。

 

・女性は生理前後
生理前は体内の水分量が増え、生理後は水分量が減るため体脂肪率が変わる

測定不能

 

僕は朝起きてすぐ排尿を済ませ後に、白湯をコップ1杯飲んで測定しています。

服装は下着と金剛筋シャツを着用して、毎回おなじ格好です。

毎日測定するなら、ご自身の無理なく続けられる格好がオススメです。

 

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まとめ

体重は硬い場所で、決まった時間に、安定したコンディションで測定しましょう。

 

オススメの測定方法は、1週間単位の平均値で増えたか減ったかを見ることです。

<1ヶ月の体脂肪量の推移>

 

赤線が1週間の平均値を結んだものです。

緑線は1日の測定値を結んだもので、日によって変化が大きいです。

短期的に数値を見て、一喜一憂しないようにしましょう!

体重を正しく測定する3つのポイントを抑えて、健康的なダイエットにご活用ください♪