私ごとではございますが、2019年3月29日に入籍ました。
妻の実家が神戸ということで、九州での両家の顔合わせ。
先方に失礼のないようにおもてなしするにはどこのお店が良いものか?
九州ならではものを味わってもらうと家族総出で考えて出た結果が・・・
佐藤別荘でした。
佐藤別荘とは
福岡県小郡市にある天然鴨料理のお店。
大正末期に建てらた別荘だったところを鴨料理の店へ。
だから、佐藤”別荘”と言うのですね。
鴨料理以外にも季節の懐石料理も楽しめます。
大正ロマン
テーブルや椅子の木の感じや壁の彫刻に圧倒されました。
最近は職人さんが減って来ているそうで、壁の補修をできる人がいないとか。
熊本地震の爪痕が壁に刻まれていました。
日本庭園
大正ロマンかと思いきや、通路を奥へ進むと・・・ここにも一工夫。
なんと鶯張りが施されていました。
鶯張りとは歩くと床がきしみ、鶯の鳴き声のように音が聞こえると言うもの。
鶯張りの廊下をつけると綺麗な庭園が広がっていました。
人口の池ではありますが、四季おりおり花が咲くそうです。
池には鯉が泳いでいました。この時は4月上旬で少し早めの新緑。
顔合わせスタート
今回は顔合わせということで、鴨のフルコースにしました。
ただ、そんな緊張する場面でスマホ片手に写真を撮ることができず・・・。
女将さんの計らいで後半、ようやく写真を撮ることができました。
鴨の食感は思ったよりしっかりしていて、噛みごたえ十分。
臭みなどもなく赤身と脂身の旨味が調和していました。
途中、小骨がおおい部分もあり、顔合わせですが素手で食べてたり(笑)
今回の顔合わせは女将さんのおかげで緊張も解けて楽しく食事と会話を楽しめました!!
ここでしか聞けない女将談
3月〜4月は行事ごとが多く、2週間前に電話しても土日や予約でいっぱい。
唯一、空いている日が仏滅でした。
両家の顔合わせなら吉日がいいところですが・・・。
日程を考えると仏滅でも良いので予約をしました。
これが結果的に大成功!!
佐藤別荘は両家の貸切状態(笑)
しかも、女将さんが料理の都度にいらしてくれて小話をしてくれました。
真鴨と合鴨の違い
巷では”鴨そば”というメニューがあります。
あれはほとんどが合鴨だそうです。
年中通して鴨を食べられるように改良されたようです。
真鴨は越冬するためにシベリア方面から9月の彼岸過ぎ日本へやってきて、
そして、暖かくなるとシベリアへ帰っていく渡り鳥。
だから、北海道などを除いて、日本にずっといることはないそうです。
何より一番の違いは肉の色だとか。
真鴨は真っ赤、合鴨はピンク色だそうです。
お歳暮などでもらう鴨肉は合鴨だったのか・・・。
鴨の飼育方法
野生の真鴨をどうやって飼育するのか?そもそも飼育できるのか?
野生の真鴨を美味しくするために、良質な餌を池にまくそうです。
11月の鴨解禁日を目指して・・・。
そうすることで臭みも消えて美味しい鴨肉になるのだとか。
しかも、猟銃でバーーーン!!とするかと思いきや、網で捕獲するそうです。
特注の鉄板
カモネギを美味しく頂いた鉄板。
なんと特注品だそうです!
ネギを焼く左半分は平らで、鴨肉を焼く右側には傾斜がついています。
鴨を美味しく食べてもらうために、ここまでするとは脱帽です。
メニュー
カモ鍋コース:6,300円 (税別)
コース内容 :小鉢、お造り、揚物、鴨鍋、鴨御飯、吸物、フルーツ、香の物
カモのお狩場焼きコース:7,560円(税別)
コース内容:小鉢、お造り、蓋物、焼き物、揚物、狩場焼、鴨御飯、吸物、フルーツ、香の物
カモのフルコース:9,450円(税別)
コース内容:小鉢、お造り、蓋物、焼き物、揚物、狩場焼、鍋物、鴨御飯、吸物、フルーツ、香の物
営業時間・定休日
完全予約制(0942-72-3057)
営業時間:12~15時、17時~22時
定休日:12月31日〜1月3日
アクセス
住所 福岡県小郡市小郡1281
駐車場あり
◆西鉄小郡駅下車徒歩12分
◆JR鳥栖駅よりタクシーで10分
◆九州自動車道 鳥栖インターより車で5分